ジョンソン、ありが投!母の日前にうれしい2勝目!!愛妻に感謝届けた
「広島4-0DeNA」(11日、マツダスタジアム)
試合後、お立ち台に上がった広島・ジョンソンは超ご機嫌だった。5月12日は母の日。すべてのインタビューに答えると、自らマイクを持った。「明日は特別な日です。全員のお母さんにおめでとうと伝えたい。自分は妻にありがとうと言いたい」とにっこり。スタンドで見守る愛妻と愛娘へ、感謝の視線を向けた。
うれしい今季2勝目だ。キレのある直球、カットボールを低めに集め、6回5安打無失点。2点リードの五回は2死一、二塁のピンチを迎えたが、3番ソトを遊飛に。113球と球数はかさんだが、リードを守り抜いた。
ようやく復活の兆しが見えた。今季は開幕から黒星続き。3試合を終えた時点で防御率9・82に跳ね上がっていた。「こんなに悪いシーズンの開幕は自分の野球人生で初めて。記憶にない」。暗いトンネルに迷い込む中、何度もビデオを見返した。助っ人が持ち味と語る「球の出どころが見にくいフォーム」を取り戻しつつある。
前回4日・巨人戦も6回4安打無失点。助っ人の2戦連続の好投に緒方監督もえびす顔だ。「前回より直球にもう一つ、良さを感じた。低めにボールがいっていた。ナイスピッチング」とたたえた。
チームはリーグトップとなる今季6度目の完封勝利。「これからどんどん勝っていきたい」とジョンソン。リーグ屈指の投手陣に待望のピースが加わった。