カープ高勝率クリーンアップG倒任せろ バティ、誠也、龍馬で首位渡さん

 9連勝中の首位広島が“高勝率クリーンアップ”で巨人との首位攻防戦に臨む。日本一に輝いた1984年以来35年ぶりの12連勝へ、サビエル・バティスタ外野手(27)、鈴木誠也外野手(24)、西川龍馬内野手(24)が意気込んだ。3人が中軸に並んだ5月の試合は12勝2敗1分け。昨季7勝4敗と勝ち越した敵地東京ドームで、独走態勢を整える。

 首位独走へ、9連勝中の広島が敵地・東京ドームに乗り込む。5月は14勝3敗1分けの快進撃。今カード3連勝を飾れば84年以来、35年ぶりに球団記録の12連勝に並ぶ。広島にとって今季初となる首位攻防戦で爆発を期待されるのが、「バティスタ、鈴木、西川」の新クリーンアップだ。

 バティスタ「東京ドームは神宮球場と同じぐらい大好きな球場なんだ。ホームランを打つよ。3本ね。状態も悪くないからね」

 怪力ドミニカンの口からは、頼もしいアーチ宣言が飛び出した。今季は40発が目標。開幕直後は低空飛行が続いたが、平成最後の一発とチーム令和1号を放つと、息を吹き返した。「4番に誠也がいてくれるからいいボールが来るんだ」。3番では打率・284、7本塁打、20打点と座り心地は抜群のようだ。

 バティスタの後ろに控える4番鈴木は開幕から絶好調。ここまで打率・340、13本塁打、35打点はいずれも打撃上位に君臨する。今季の巨人戦も打率・480、4本塁打、7打点。相性抜群の相手と首位攻防を戦うが、鈴木は自然体だった。

 鈴木「まだ早いんじゃないですか。いつも通り臨むだけです。ランナーがいないときは出塁を心がけて、ランナーがいるときはつないでいきます」

 リーグ3連覇を経験し、ペナントレースの勝負どころも知っている。チームはシーズン序盤に最多借金8を背負い、首位に最大7ゲームも離された。それでも「僕個人は心配していなかった」とサラリ。4番として一戦必勝の心構えを貫いている。

 西川「まだ意識はしていないです。どんな形でも勝てればいいんですよ。誰からでも打てればいいです」

 若き5番も涼しい顔だ。今季は4番鈴木の後ろの打者がキーマンと言われる中、5月に入ると西川がほぼ5番に定着。今月は打率・339、1本塁打、10打点と急上昇だ。出場16試合連続安打中で、巨人投手陣に痛打を浴びせる。

 この3人がクリーンアップで並んだ5月の試合は12勝2敗1分けと高勝率。12連勝を達成した84年は日本一に輝いている。35年ぶり頂点へ吉兆を手繰り寄せる。

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