逆転負け 35年ぶり12連勝ならず…代打長野が執念の同点打もフランスアが誤算

 「巨人5-4広島」(26日、東京ドーム)

 広島の連勝が11でストップ。球団タイ記録となる35年ぶりの12連勝はならなかった。

 負けて強し。王者の力は示した。3点を追う七回、鈴木の適時打、代打長野の2点適時打で同点。劣勢を跳ね返し、鯉党も盛り上がったが、この日ばかりは巨人の執念が上回った。

 八回、4番手のフランスアが1死満塁のピンチを招くと、重信が放った浅い飛球で三走・岡本がスタート。中堅手・野間の送球が三塁方向にそれ、激走の岡本が生還。緒方監督がリクエストを要求したが、判定通り、セーフとなった。フランスアは2敗目となった。

 巨人は負ければ3位転落の危機だったが、何とか勝利。広島とのゲーム差を2とした。不調に苦しんでいた岡本が一回に9号3ラン。八回を三者凡退に抑えた沢村が今季初勝利を飾った。

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