降雨中断後に逆転 鈴木同点打、西川勝ち越しの21戦連続安打
「ヤクルト-広島」(29日、神宮球場)
29分間の降雨による中断を経て再開した試合で、広島が地力を見せつけ、逆転に成功した。
1点を追う五回1死一、三塁の場面で試合は再開。バティスタ空振り三振後、鈴木がまずは執念の一打だ。高橋からバットを折りながら左翼線へ同点の適時二塁打を放った。
「打ったのはストレート。みんながつないでチャンスを作ってくれたのでランナーをかえせて良かったです」
なお2死二、三塁から5番西川が遊撃前へラッキーな内野安打。雨でぬかるんだグラウンドが味方し、2者が生還した。「いいところに飛んでくれました。必死に走りました!」。西川は21試合連続安打となった。
試合は初回から動いた。勝てば球団記録に並ぶ月間18勝となる広島が先制。初回、4番の鈴木がヤクルト先発の高橋からバックスクリーンへ15号先制2ランを放った。
現在12連敗中のヤクルトは直後に反撃。プロ2度目の4番に起用された村上が、大瀬良から右翼へ逆転の14号3ラン。
その後、両チーム追加点を奪えず五回を迎えたが、降雨により中断に。その間に、連敗中のヤクルトから広島に流れが変わったようだ。