広島サヨナラ勝ちで球団記録更新の月間20勝到達 11回に野間が決めて4連勝
「広島2-1阪神」(31日、マツダスタジアム)
広島が今季5度目のサヨナラ勝ちで2位阪神を下し4連勝。球団記録を更新し、月間勝利数を20勝(4敗1分け)とした。貯金は今季最多の13となった。
延長十一回、2死から上本が左前打で出塁。代打磯村が四球で一、二塁とし野間が右越えの自身2度目のサヨナラ打を放った。「なかなか得点圏で打ててなかったのでなんとか打ちたいと思っていた。上本選手のおかげだと思います」と2死から出塁した先輩を持ち上げた。
攻撃は0-0の五回2死二塁、打撃好調の2番菊池涼が中前適時打を放ち均衡を破った。「打ったのはストレート。1点欲しかったので頑張りました」。得点圏打率4割超の勝負強さを発揮し、チームに待望の先制点を挙げた。西川が六回に球団歴代3位タイの23試合連続安打となる右前打を放った。
先発床田は、7回5安打無失点の好投。2番手のフランスアも八回を三者凡退で仕留めたが、1点リードの九回に守護神・中崎が打たれた。先頭の上本に左前打を許し、2死一塁から代打高山に右前打され一、三塁となり、梅野に左前に同点適時打を許した。レグナルトが4勝目を挙げた。
プロ野球のチーム月間勝利数20勝は60年6月の大毎、67年8月の巨人、73年8月の阪急、97年8月の横浜の4球団が記録し、広島は5球団目。5月に月間20勝以上するのは初めてとなる。最多は21勝で1953年9月の巨人、54年8月の中日、2002年8月の西武の3球団が記録している。