アドゥワ先発はく奪!2戦連続乱調で自己ワースト2回7失点 交流戦は中継ぎ待機
「広島5-7阪神」(2日、マツダスタジアム)
完膚なきまでに打ち込まれた。広島・アドゥワが2回10安打7失点KOされ、2敗目を喫した。猛虎の勢いを止められず、先発転向7試合目で自己ワースト失点となり「(球は)ほとんど悪い。全部高かった。(体が)突っ込んでいて、修正しきれなかった」と肩を落とした。
一回は無失点でしのいだが、二回に悪夢が待っていた。先頭・梅野にバックスクリーンへの先制ソロを許すと、1死二、三塁からは近本に右前へ2点適時打を献上。2死一塁からの5連打を含む8安打を浴び、打者一巡の猛攻で7点を失った。
前回5月26日の巨人戦は5回4失点。そのうち3失点が初回だった。今回は試合前に遠投を取り入れたり、無走者時もノーワインドアップではなく、セットポジションから投球するなど工夫を凝らしたが、序盤の乱調を改善できなかった。
緒方監督は「同じことをやっているのでね。投手コーチには言っているけど、次は中に入って、火曜日から投げてもらう」と先発はく奪を明かした。右腕が中継ぎに配置転換となることで、次回は九里が先発に回る見込み。この悔しさを糧に、昨季輝いたポジションからの再出発を図る。