大瀬良 北の大地で113球報われず…3敗目 まさか輝星に投げ負けた
「交流戦、日本ハム2-1広島」(12日、札幌ドーム)
無念の113球だった。広島・大瀬良が今季初の完投負けで3敗目。自身の連勝も5でストップした。8安打2失点ながら、序盤の失点が命取りとなり「調子はいいも悪いも僕は気にしないし、その中でどう試合を作るか。立ち上がりに点を取られてしまったので反省して次につなげたい」と前を向いた。
一回1死から大田に初球カーブを左翼席に運ばれ、先制点を献上。味方が同点に追いついた直後の二回は先頭の渡辺、平沼に連打を放たれ、その後1死満塁から西川に決勝点となる一塁への適時内野安打を許した。
それでも抜群の修正力は示した。課題としていた立ち上がりは球がシュート回転していた中、「途中から変化球中心に、(最後は)真っすぐで決めていった」。四回から七回までは圧巻の無安打投球だった。
吉田輝との投げ合いで黒星を喫したが、意地は示した右腕。大物ルーキーについても言及し、「初回は緊張していたのかなと思う。途中から彼らしい躍動感ある投球をしていた」と評した。
佐々岡投手コーチは大瀬良について「序盤だけ。粘りはできた」と評価した。「対戦は続いていくので、明日から切り替えて引き続きやっていきたい」と大瀬良。次戦こそ、チームを必ず勝利へと導く。