中村奨成が頭部死球で途中交代 実戦復帰戦で 救急車には歩いて乗り込む
「ウエスタン、阪神-広島」(18日、鳴尾浜球場)
「右第一肋骨(ろっこつ)疲労骨折」でリハビリをしていた広島の中村奨成捕手(20)が18日、ウエスタン・阪神戦で実戦復帰。ただ、八回の打席で頭部に死球を受けて途中交代した。
八回2死一、二塁からの打席で、ドラフト4位・斉藤(ホンダ)の直球が左側頭部付近に当たり、中村奨はその場に倒れ込んだ。ベンチから水本監督やトレーナーなどが急いで集まった。器具により首から頭部にかけて固定されると担架で運び出された。到着した救急車には自ら歩いて乗り込んだ。その際、球団スタッフと会話を交わすなどの様子が見られた。
この日は「8番・捕手」でスタメン出場。死球を受けるまでの3打席は無安打ながら、先発・メナをリードで引っ張っていた。
中村奨は春季キャンプ初日の打撃練習で「右第一肋骨(ろっこつ)疲労骨折」。治療とリハビリを続け、5月下旬から本格的な練習を開始していた。この日は「8番・捕手」で今季初めてスタメン出場していた。