ドラ1小園、プロ初打席初安打 鮮やかに左前打 前田以来チーム29年ぶり快挙
「交流戦、広島-ロッテ」(20日、マツダスタジアム)
広島のドラフト1位・小園海斗内野手(報徳学園)が球団の高卒新人野手では1990年6月6日・ヤクルト戦の前田智徳以来となるプロ初出場初先発初打席初安打をマークした。
「1番・遊撃」で先発し、初回先頭。空振り、ファウルを経て、種市の3球目変化球を左前へ鮮やかにはじき返した。
ルーキーの記念すべき一打に真っ赤に染まったスタンドは大歓声に包まれた。その後、1死三塁から西川の右中間適時打でプロ初得点も記録した。
この日、2軍遠征先の兵庫県からマツダスタジアムへ移動し、1軍合流。出場選手登録された。高ヘッドコーチは「広輔の状態もあるし、チームの状態もある」と説明。635試合連続フルイニング出場中だった田中広は、不振の影響でベンチスタートとなった。
小園は開幕1軍スタートとなったが、出場機会がないまま、3月31日に出場選手登録抹消。ウエスタンではここまで47試合に出場し、打率・189、4本塁打、14打点を記録していた。前夜に1軍昇格を告げられ、試合前は「びっくりしました。自分は全力プレーでチームに貢献するだけなので、頑張っていきたい」と力を込めていた。