床田、初球宴で自己最速投げる ズバ~ンと152キロ更新じゃ
「マイナビオールスターゲーム2019」の監督推薦選手が1日、発表され、広島からは床田寛樹投手(24)、会沢翼捕手(31)、菊池涼介内野手(29)、ヘロニモ・フランスア投手(25)が選出された。床田は大卒3年目で初の夢舞台。自己最速の152キロ超えへ意欲を示し、パの強打者、西武・山川との対戦を熱望した。
プロ3年目で初の球宴選出に、床田はキラキラと目を輝かせた。選ばれし者たちが集まる特別な舞台。「真っすぐを思い切り投げたい。MAXを更新したいですね」と自己最速となる152キロの更新へ思いをはせた。
普段は球速を追い求めないが、最速を計測したのは5月31日・阪神戦(マツダ)。ここ数試合は状態を上げてきており、夏の宴で“自分超え”を果たす可能性も十分にある。
「できれば真っすぐでいきたい」とする一方、「無理ってなったら全球種使って必死に抑えにいきます」。こう言って笑ったが、最も印象に残る球宴は06年に阪神・藤川が見せた直球勝負だ。マウンドから握りを見せる予告ストレートで西武・カブレラらを封じたシーン。当時、小学6年だった左腕は試合でマネしたこともあった。
第2戦は地元の甲子園で開催されることもあり、凱旋登板となる可能性も十分。対戦を熱望するのは西武・山川だ。「すごいホームランバッター。自分の力がどれぐらい通用するか思い切り投げたい」と力を込める。
緒方監督は床田ら初出場選手へ「オールスターでの経験を生かし、さらなる飛躍を期待しています」とコメントした。この日はマツダスタジアムで調整した左腕。夢舞台で一回りも二回りも大きくなる。