広島5年ぶり9連敗…過去優勝のケースなし 41歳中日・山井に翻弄、9年ぶり白星献上
「中日3-2広島」(8日、ナゴヤドーム)
広島が今季ワーストを更新する9連敗を喫した。9連敗は14年6月以来で、球団としては9連敗以上を喫して優勝した年はない。
連敗ストップを託された先発・九里だったが、初回にいきなり先頭の平田から4連打を浴びて2点(アルモンテ、ビシエドが適時打)を献上。この8連敗中、引き分けた試合を含め9試合で4点以上を取ったのは1試合だけ(6日の阪神戦、5-8で敗戦)の広島にとっては、重すぎる初回の2失点だった。
四回に鈴木が14試合ぶり、57打席ぶりの本塁打となる19号ソロを放ったが、その裏に京田の犠飛で再び2点差に。打線は中日先発の41歳・山井に翻弄(ほんろう)され、投打がかみ合わない展開となった。
九回、無死満塁から松山の犠飛で1点を返したが、反撃もここまで。中日・抑えのマルティネスを崩しきれなかった。
負け投手は5回3失点の九里で5敗目(3勝)。中日の山井が6回2/3を1失点の好投で今季3勝目(3敗)を挙げた。山井が広島戦で白星を挙げたのは、2010年7月16日に完封して以来。