遠藤、デビューから10戦連続0封 球団タイ記録!!おまえが希望じゃ
「中日3-2広島」(8日、ナゴヤドーム)
またもやスコアボードに「0」を刻んだ。広島・遠藤がプロ初登板から10試合連続無失点。昨年のアドゥワに並ぶ球団タイ記録だ。「自分の球を投げられているからいい結果が出ていると思う」としたが、記録には「意識したらダメなタイプ。自分の球を投げる気持ちで立たないと自分のためにもならない」と表情を引き締めた。
2点を追う六回に登板し、先頭の3番・アルモンテをチェンジアップで空振り三振。ビシエドには左越え安打を許したが、打率リーグトップの高橋を直球で空振り三振に斬り、最後は阿部を三ゴロに封じた。「自信にもなる」。中軸相手に1回無失点と、見事な投球を見せた。
日々階段を上がる高卒2年目シーズン。最近はビハインドながら僅差での登板も増えているが「(点差は)気にせずに、いつも通りの投球ができれば」。しっかり腕を振れていれば、直球やチェンジアップなどの持ち味を発揮できると胸に刻む。経験値も高めながら平常心で臨み、好結果を積み重ねている。
チームが引き分けを挟んで9連敗を喫した中、際立った若鯉の奮闘ぶり。「いろいろ工夫しながら投球をして覚えていかないと、先発もできない」。目指す先には先発の座がある。今はひたすらチームのために、与えられたマウンドで最大限に力を示していく。