菊池保 流れ呼んだ2回0封 救援「僕に合ってるのかな」30試合登板に到達

 「広島4-2巨人」(20日、マツダスタジアム)

 広島勝利への道を切り開いた。菊池保は、六回からマウンドに上がると2回1安打無失点。同点で迎えた七回は、先頭の丸へ四球を与え、2死一、二塁としたが、代打・阿部を左飛に抑え、巨人に流れを渡さなかった。

 楽天時代の昨季登板はわずか3試合。今季は、この日で30試合に到達した。「広島に来て1年間、中継ぎをやるのは初めて。でも、これが僕に合っているのかな」。疲れなどがない訳ではない。筋力トレのメニューを調整して体のケアを行いながら結果を残し続けている。

 八回は今村が、九回はフランスアが期待に応えた。「流れをこっちに持ってきてくれた」と佐々岡投手コーチ。中継ぎ陣の踏ん張りが勝利を呼び込んだとも言える試合だ。

 菊池保は7月に入り、7試合連続無失点と安定感が光る。「暖かい方が体が動く。切れが出てきたと思います。投げろと言われたところで投げるだけですよ」。サラリと言った言葉が、何よりも頼もしい。

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