長野 爆発の予感…再昇格“復帰戦”好機で2度凡退も持ち味の積極性見せる

 「中日4-1広島」(23日、ナゴヤドーム)

 “復帰戦”で白星とはならなかった。赤ヘル打線にあと一本が出ずに敗戦。この日1軍再昇格した広島・長野は、好機で2度凡退するなど3打数無安打だったが、持ち味の積極性は見せた。試合後、自身は言葉を残さずバスへと乗り込んだ。緒方監督は「久々だったしね。打席にどんどん立ってもらって(状態を)上げてもらう」と話した。

 約1カ月半ぶりの1軍で、背番号5は「6番・左翼」で即スタメン出場。初回2死満塁の先制機で迎えた1打席目は、初球に反応したが二飛に倒れた。1点を先制した三回2死一、二塁では遊ゴロ。六回は二ゴロで、直後の守備で交代となった。

 結果は振るわずとも、今後への期待は揺るがない。3打席全て思い切りよく、2球以内にバットを出す積極姿勢を示した。迎打撃コーチも「1打席目はファーストストライクを振りにいった結果。(球を)見て、見ての凡打ではなかった」と説明。さらに「練習を見ても振る力は上がってきている。あとは感覚を詰めていくところ」と爆発の余地はあるとの見立てだ。

 打線全体では8安打を放ったが、10残塁の拙攻で1得点のみ。六回2死満塁では西川が遊ゴロに倒れるなど、好機を生かせなかった。「(三回の先制から)早めにもう1点入っていれば、展開も変わっていた」と高ヘッド。逆転Vを果たすためにも、何とか大波に乗りたい。

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