“新・勝利の方程式”遠藤-フランスアで逃げ切り
「広島2-0巨人」(27日、東京ドーム)
広島が遠藤-フランスアの「勝利の方程式」で逃げ切った。
ジョンソンが7回2安打6四球無失点と粘りの投球。後を受けたのは遠藤だった。2死から大城に右前打を浴び、打席には代打・阿部を迎えた。「今までやってきたことを自信を持って投げました」。一発で試合が振り出しになる場面で3ボールとなったが、フルカウントまで戻して最後は直球で遊飛に打ち取った。
佐々岡投手コーチは「気持ちの強いところがある」と20歳の若鯉を評価した。今後も守護神へのつなぎ役として起用する方針だ。
九回はフランスアが締めた。重信を補邪飛に打ち取り、田中俊は空振り三振。陽岱鋼は157キロの直球で空振り三振に仕留めた。「集中していた」。7月31日の巨人戦以来の7セーブ目を記録した。
先発が流れをつくり、その後の投手も無失点リレー。最後の形で初戦を白星で飾った。巨人3連戦は3連勝が求められ、30日からはDeNAとの戦いが待つ。佐々岡投手コーチは「勝負所と投手には言ってある。それを分かっていると思う」とナインに期待を寄せた。