初V打サンタナはアカデミー最速出世男「ハッピーだね」
「ヤクルト0-3広島」(3日、神宮球場)
カープの新星が勝利を呼び込んだ。0-0の二回無死一、二塁でサンタナが先制の左前適時打を放つ。高橋の2四球からもらった得点機を生かす一打。「速い球にしっかりとタイミングを合わせてコンパクトに打てた」とにっこり笑った。
懐を狙った147キロの直球をはじき返した。2軍時代、朝山打撃コーチから打席の立ち位置について助言を受け、それを実践する。ラインよりやや離れて立つことで内角球に対応するのが狙いだ。
「ハッピーだね」。今季4打点目の一打は自身初となる決勝打になった。カープアカデミーの練習生として18年秋に初来日。1年もせずに支配下登録されたのは、同アカデミー出身者の中で最速だ。守備が魅力のドミニカンがバットでも魅了している。