赤松が引退 17年に胃がん手術 抗がん剤治療経て実戦復帰も1軍には届かず

龍谷大平安の後輩・高橋大(手前右)とダッシュで競う赤松(同左)=由宇練習場
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 広島は7日、赤松真人外野手(37)が今季限りで現役を引退すると発表した。前日6日には永川勝浩投手も引退を決めており、2人のベテランがユニホームを脱ぐことになる。

 赤松は阪神にFA移籍した新井の人的補償で08年に広島に入団。広い守備範囲を生かしたプレーでチームのピンチを何度も救った。10年8月4日の横浜(DeNA)戦では、村田が放った左中間へ放った本塁打性の打球をフェンスによじ登り捕球する超ファインプレーを見せた。

 16年のシーズンオフに人間ドックを受診し胃がんが発覚。17年1月に胃の半分を摘出した。その後の検査でがん細胞の一部が、リンパ節へ転移していることがわかった。抗がん剤治療などを続けて7月にリハビリ組の3軍に復帰した。18年3月のウエスタン・リーグで実戦復帰した。

 今年1月の自主トレでは、引き際について「戦力になれないのであれば、コンディションが良くても覚悟はある」と話していた。チームの戦力になると誓った今季は、ここまで1軍出場はなかった。胃がんの手術を受け、1軍復帰こそを果たせなかったが、赤松が歩んできた過程は、チームやファンなどさまざまな人に勇気を与えた。

 通算867試合、403安打、21本塁打、144打点、136盗塁、打率・249

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