エルド氏「7年間もできたことは誇りに思う」【一問一答2】
「広島-ヤクルト」(15日、マツダスタジアム)
広島のブラッド・エルドレッド氏が15日、引退セレモニーを前にマツダスタジアム内で記者会見を行った。一問一答は以下の通り。
-カープ歴代最長外国人。
「7年間やるということは自分でも想像できなかったですし、7年間このチームに自分なりにインパクトを与えられて、同じチームでやったことは誇りに思います。7年できるとは最初は思ってなかったんですけど、できたということは誇りに思ってます」
-スカウトのオファーを受けて。
「詳しくはいつオファーが来たか覚えてないんですけど、選手としてのオファーがなくて今後どうしようかなと考えていた時にカープ球団の方から『スカウトの仕事をやってみないか』という打診を受けて、新しく気持ちが高ぶったというか、うれしかったです。なぜかというと自分の愛着のある球団ですし、その球団が新しい仕事をくれて今後も一緒にやっていこうと言ってくれたことに対して感謝の気持ちが表れてきましたし、今後も一緒にやってきた選手、組織に働いてる方とまた一緒に仕事ができる機会を与えてくれたことに感謝しています」
-スカウトとしてどんな仕事を。
「もちろんスカウトとして初めて仕事をするわけで、いろいろ今から勉強していかないといけないことがあると思います。2人の駐米スカウトにまずは手ほどきをいただいて、どういうことをするかを学ばないといけないと思います。2人のスカウトもこのチームにいい選手を連れて来ました。そういうことが自分にもできるようにいろいろと勉強していくわけですが、ただ選手としてのタレントがそろった選手だけでなく、日本で野球をやって長年日本のチームに在籍したい、そういう気持ちを持った選手を探したいと思います。そういう気持ちがないと日本で成功するのは難しいと思うんでね。1年だけやって帰るような選手がいてもチームのためにならないと思うので、まずはスカウトの勉強をしながらそういう存在を発掘できたらなと思います」
-広島の街やファンは。
「長年ファンの方は自分の家族を非常に大切にしてくれたと思っています。言葉では表せないぐらい感謝しています。今回広島に来た時も街を歩いていると必ず声をかけてくれて、温かい声援をしてくれたんですけど、それは自分だけでなく自分の家族に対しても優しい声援をしてくれたので、この場を借りて非常に感謝していることを伝えたいと思います」
-今のチームにメッセージを。
「私も現役時代にやってきたことなんですけど、最後まで諦めずに一生懸命プレーをしてほしいと思います。まだまだ試合も残ってます。諦めてる選手は1人もいないと思います。そこでこれから全力を尽くせばまだ何が起こるかわからないポジションにいると思うので、とにかく自分がやってきたように毎試合毎試合、1試合1試合を必死に戦ってほしいと思います」