エルド魂じゃ!カープ炎の猛追 0-8から1点差!粘り魅せた

 「広島7-8ヤクルト」(15日、マツダスタジアム)

 最後の最後まで食らいついた。今季最多3万2392人が集まった一戦。負けはしたが、最大8点差から1点差に詰め寄り、昨季までプレーしたエルドレッド氏の前でカープらしい姿は示した。緒方監督は「ゲーム自体は最後まで粘り強く諦めないで頑張ってくれた」とナインの奮闘をねぎらった。

 五回終了時点で0-8。だが途中出場の選手を中心に意地を見せた。六回に代打・坂倉が口火を切る適時打をマーク。七回は直前の守備から出場していた磯村が「いい反応でコンパクトに上からたたくことができました」と左翼席へ4号2ランを放つなど、この回4得点。3点を追う九回も2死一塁から磯村が左中間を破る適時二塁打を放ち、代打・堂林も適時打で続いた。

 これで2位・DeNAとは1・5ゲーム差。投手陣の失点パターンに指揮官は「今年を象徴するような試合」とも言った。16日・ヤクルト戦で敗れ、巨人が勝てば優勝が消滅する。残り5試合。全力を尽くす。

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