広島 NGKで2位浮上狙う!残り4戦“勝利の方程式”フル回転
「DeNA(雨天中止)広島」(18日、横浜スタジアム)
広島・佐々岡真司投手コーチ(52)が18日、勝利の方程式を務める中村恭平投手(30)、ヘロニモ・フランスア投手(25)、菊池保則投手(30)の頭文字を取った「鯉のNGK」にフル回転指令を出した。残り4試合。全勝でCS本拠地開催権を得る2位浮上を目指す。
冷たい雨が降り続いた横浜で、佐々岡投手コーチの口調が熱を帯びた。CSモードにはまだ早い。目指すのは残り4戦全勝での2位浮上だ。勝利の方程式を担う中村恭、フランスア、菊池保に猛ゲキを飛ばした。
「(勝ち継投は)基本はその中でやりくりしていく。ここが踏ん張りどころ。勝っていかないといけないから。4試合投げるぐらいの気持ちでやってほしい」
佐々岡コーチの期待に、鯉の「NGK」も力強く呼応した。奪三振率11・77を誇る中村恭が「どんな場面でも抑えないといけない。できるだけ点は取られないようにしたい」と言えば、自己最多となる54試合に登板中の菊池保も「バッター一人一人と勝負していく。どこで投げてもゼロに抑える気持ちは変わらない」と静かに闘志を燃やした。
今季の勝ちパターン継投は「一岡-フランスア-中崎」で始まったが、実績十分の右腕2人がまさかの離脱。シーズン中盤に抜てきされた遠藤、レグナルトも長続きせず、9月から「中村恭-菊池保-フランスア」の3人に再編されている。
「4連投?全部投げるから大丈夫。今日休めたからね。2イニングも大丈夫!」
守護神・フランスアも帰りのバスまでの通路を歩きながら、不敵に笑った。ラストスパートへ鯉の「NGK」がフル稼働する。