緒方監督【辞任会見全文】「全力で最後までやりきったなと」リーグ4連覇逃し謝罪

 広島の緒方孝市監督が1日、マツダスタジアムで会見を開き、今季限りで辞任すると発表した。質疑応答はなかった。以下は会見の全文。

 「今シーズンをもってユニホームを脱ぐことになりました。先ほど、松田オーナーにシーズンの結果報告をして自分の意志を伝え、了承していただきました。カープに入団してから選手、コーチ、監督として33年間、ユニホームを着せていただきました。カープ球団、松田オーナーに対して心から感謝しています」

 (続けて)「監督としてのこの5年間、コーチの方々、スタッフの方々に支えていただきました。そして何より、厳しく接しながらも選手はよくついてきてくれたし、最後まで本当に頑張ってくれました。そして何といってもファンの方。大きな力をいただいて、この5年間、監督としてやって来られたと思います」

 (続けて)「監督に就任してから1年目から1年勝負の中でやっていくと。その決意は変わらずその思いでやってきました。今シーズン4連覇、悲願の日本一という目標という中で戦ってきましたが、目標を達成することなく、期待に応えることができずに、本当に監督としての責任なので、申し訳ない気持ちでいっぱいです。監督をやる上で、カープの監督というのは若い選手をいかに育てながら戦っていくか、試合に勝っていくか、そういう思いの中でずっと戦ってきたし。そのポジションに立たせてもらって最初はわからないことばかりで、いろんな経験を積ませてもらった。こういう言い方は適切かどうかはわからないけど、貴重な時間を過ごさせていただきました。自分の中ではめいっぱい、全力で最後までやりきったなと、そういう思いでいます」

 (続けて)「ここからユニホームを脱いで、先のことは本当に全く考えていないし、本当に一OBとして選手たち、カープを見守り、応援していこうというふうに思っています」

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