広島 岩本、飯田、横山ら5選手に戦力外通告 岩本は「悔いなくできた」引退へ

取材に応じ心境を語る広島・岩本貴裕=マツダスタジアム(撮影・飯室逸平)
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 広島は2日、広島市内の球団事務所で岩本貴裕外野手(33)、飯田哲矢投手(28)、横山弘樹投手(27)、育成選手の木村聡司内野手(23)、育成選手の岡林飛翔投手(20)に来季の契約を結ばない旨を伝えた。

 岩本は2008年度ドラフト1位で亜大から入団。2年目はプロ初本塁打を記録するなど14本塁打を放った。今季の出場は1試合のみだった。現役を引退する考えを示し「トライアウトは受けるつもりはないです。悔いなくできたので、気持ち的には現役は辞めようかなと思ってます」と語った。

 飯田は2014年度ドラフト6位でJR東日本から入団。1年目は16試合に登板。昨季も中継ぎで14試合に登板したが、今季1軍登板はなかった。通算40試合に登板し0勝0敗、防御率4・91だった。「プロ1年目5月23日に初登板したときが一番の思い出かなと思います。ここ数年はずっと覚悟していたので、(戦力外を)言われたときは受け入れられた」。今後現役を続行するかについては「五分五分です」と話した。

 横山は2015年度ドラフト2位でNTT東日本から入団。1年目の16年にプロ初勝利を挙げるなど6試合に登板し2勝をマークした。だがその後は故障もあり、17年以降1軍登板はなかった。「4年間カープにお世話になって、いい思いもしましたし、今までで一番悔しい思いもしました。いろんな思いをたくさん感じて、でも僕にとっては全てが感謝しかないです」。トライアウト受験を視野に入れているという。

 木村は2014年度育成ドラフト2位で常葉橘から入団。「5年間育成で面倒を見ていただいたので、球団には感謝してます」と語った。今後は「まだしっかり考えてない。ゆっくり考えていきたい」としたが、トライアウトは「今のところ考えていない」と話した。

 岡林は2017年度育成ドラフト1位で菰野から入団。今季ウエスタンでの登板はなかった。「今年で覚悟はしていて。キャッチボールもまともにできないような感じだったので。イップスみたいな。これで仕方ないかなと思ってます」と神妙な面持ちで話した。今後は未定だという。

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