【佐々岡新監督一問一答4】ドラフトで欲しいのは「やはりピッチャー」
広島・佐々岡真司投手コーチ(52)が7日、広島の新監督に就任した。4日に球団から監督就任要請を受け、受諾。午後2時からカープカラーの赤いネクタイを締めて就任会見を行った。一問一答その4は以下の通り。
◇ ◇
(会見後の囲み取材)
-FA権を持つ選手へメッセージは。
「当然、優勝、日本一になるためには、この3人は必要な選手ですし、この3人がいなくなるというのは僕の頭にはないですけど、3人が抜けると、うちとしては痛い。一緒に戦っていきたい」
-直接思いを伝える考えは。
「そういう機会があれば、はい」
-佐々岡新監督の色は。
「まず基本に広島野球というのがあると思います。まずベンチの中というところ。先ほど言いましたように、悔しさがあれば出す、勝つ喜びを出す、チーム内、ベンチの中、グラウンドに出ているレギュラー陣、ベンチにいる選手との一体感、それはコーチを含めて全員で。1球1球に対して行動というかね、明るさもあり、厳しさもありということになると思います」
-攻撃の作戦面、采配について。
「それはこれから決まるコーチスタッフとの相談になりますし、僕も今までピッチャーしか見てきていないということを考えながら、コーチングスタッフと話をしながらやっていきたいと思います」
-組閣は1、2軍を入れ替えながら考えるのか。
「そうですね」
-陣容の狙いは。
「うーん、そこまでというかね。球団との話し合いになると思いますし、後日またいろいろと話した中で決まっていくと思います」
-Bクラスの要因と改善点。
「緒方監督の投手を中心に守る野球というのをつなげると言ったように、カープ野球の基本だと思いますし、僕の中では、終盤のリリーフ陣の弱さが出たと思いますし、先行して逃げ切れなかった、逆転負けが多かったというのが1つの要因だと思うのでね、そういう終盤のピッチャー。先発は当然レベルアップしないといけない中で、終盤のピッチャーを強化していきたいと思います」
-指導スタイルは対話重視か。
「今度はピッチャーだけじゃなく、野手とコミュニケーションを取りながら、しっかりと練習についてもそうですし。試合でもコミュニケーションを取りながらと言うのが自分のスタイルだと思っているので」
-昨季より防御率は改善しているが。
「去年の4点台から3点台になった中でも失点は結局は多いわけで。1試合1試合を見てみると、なかなかストッパーも確立できなかった、調子を落としたり、不調もありましたけど、終盤の大事さというのを今年、実感しましたので」
-攻撃面の課題、どう点をとるか。
「カープ野球は走って、1点を取る中で、今の野球というのは長打が出て、ランナーをためて長打が出るという、そういう野球も必要なのかなと。クリーンアップの誠也だけが固定されて、他はなかなか固定されなかった、長打力が少なかったというのも得点力不足だと思うので、それプラス補強というのが、クリーンアップの長打力というのがほしいところではあります」
-赤いネクタイはカープを意識したのか。
「それはそうだと思います(笑い)」
-ドラフトでほしい選手は。
「まだそこまで話しはしていませんけど、やっぱりピッチャー、即戦力というところが欲しいと思います。いろいろ騒がれているピッチャーもいますんでね、やっぱりピッチャー中心になると思いますけど、まだそこまで話はしていません」
-佐々木となれば重複でクジとなる。
「どっちにしろ、そういうピッチャーにいけばクジになると思うので、もしそういうことになれば、誰が引くんでしょうか(笑い)」
-受諾した日は。
「あの時(4日)要請されて、返事をしたのは土曜日だったかな」
-座右の銘は。
「監督になってというより、現役を辞めた時に感謝という言葉を挙げながら。やっぱり皆に感謝しながら、野球をできる喜びに感謝をして。監督だからじゃなくて、選手の時からそういう気持ちは変わらずね。選手の時は好かれる選手になると思っていたので、皆から好かれるようにやりたいですね」(取材終了)