石原 会沢の残留を歓迎「一緒に日本一を目指して頑張っていきたい」

 広島・石原慶幸捕手(40)が13日、体のメンテナンスのためマツダスタジアムを訪れ、国内FA権を行使せず広島残留を表明した会沢との共闘を誓った。後輩の潔い決断をベテランは大歓迎。V奪回と悲願の日本一へ、球界最年長捕手となる来季も会沢と共にチームを引っ張っていく。

 男気あふれる決断を心から歓迎した。10日に会沢が国内FA権を行使せず、広島残留を表明した。ベテラン石原は「チームにとってすごくいいことだし、今年は悔しい思いをしたので、一緒に日本一を目指して頑張っていきたいね」とタッグ継続を喜んだ。

 後輩の悩める心情は誰より理解できた。石原も2010年に国内FA権を取得。去就が注目を集める中、悩み抜いた末に残留を表明した。当時のチームは低迷期。会見では今回の会沢と同じように残留を願う手紙をくれたファンに感謝し、「強いカープの時代を作っていけるように頑張りたい」と誓っていた。

 その宣言通りチームは16年からリーグ3連覇を達成した。今季は4連覇こそ逃したが、石原は存在感を発揮。ジョンソン先発時にマスクをかぶり、正捕手会沢をサポートした。

 「(会沢は)今年も選手会長として頑張っていたからね。そばで見ていたし、チームの中で力になれることがあれば、助けになれることがあれば、協力してやっていきたいね」

 巨人の阿部が今季限りでの現役引退を表明したため、来季は球界最年長捕手となる。「そこを目指してきたわけじゃないからね。そうなっただけ。こだわりはないよ」と言うが、ベテランの存在は頼もしい限り。プロ19年目の来季も、いぶし銀の輝きを放つ。

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