長野、FA権行使せず 取材に表明「個人的にもふがいないシーズンでした」
海外FA権を保有している広島・長野久義外野手が1日、マツダスタジアムで取材に応じ、FA権を行使しないことを明かした。球団と交渉に臨んだ後、「(申請の)紙は出してないです」と話した。
移籍1年目の今季を「チームが勝てなかったので悔しいですし、個人的にもふがいないシーズンでした」と振り返った背番号5。来季も広島に貢献したい思いか問われると「もちろん」と力強く話した。
交渉役となった鈴木球団本部長は「残留して契約交渉をこれからも続けます」と説明。そして、「引き続きうちでやってくれる意思をもらったことで、楽しみが増えた」とうなずいた。
長野は今季72試合に出場し打率・250、5本塁打、20打点ながら、9月は全18試合にスタメン出場し打率・313、3本塁打、12打点と力を発揮していた。国内FA権は2016年に、海外FA権は18年に取得していた。