小園、甘い球逃さん 実戦漬けでレベルアップ誓った 2日から秋季キャンプ
広島・小園海斗内野手(19)が1日、秋季キャンプ地の宮崎県日南市に入り、打撃のレベルアップを誓った。秋季キャンプのテーマは、みやざきフェニックス・リーグから継続して「甘い球を一発で仕留めること」。実戦漬けとなる今キャンプでも持ち味の積極性を忘れず、確実性アップも目指す。
野球漬けとなる日々を前に、ルーキー小園は心を躍らせていた。今季は高卒1年目ながら1軍の舞台を経験。「シーズンで課題がすごくあった。打撃、守備、走塁の課題を克服できるようにやっていきたい」とレベルアップへ目を輝かせた。
ここ数年、秋季キャンプでは実戦が行われていなかったが、今秋は最大8試合を実施。早くもキャンプ2日目に予定され、10月のみやざきフェニックス・リーグから「ボール球を見極めて甘い球を一発で仕留めること」をテーマに掲げる小園にとっても、絶好のアピール機会となる。
バットも振って振って振りまくる。「結構振ると思う」と猛練習は覚悟の上だ。シーズンの後半は疲労からスイングに狂いが出たと振り返り「スイング力を高めていきたい。そういうところで成長できるようにやっていきたい」と力を込めた。
佐々岡監督は若手のアピール合戦を心待ちにする。「結果内容、取り組む姿勢」を求め、「フラットに考えたい。横一線。競争の中で、チャンスをモノにできるか」とサバイバルをあおった。
「自分の成長のために頑張るだけです」と小園。東出2軍打撃コーチは「来年は15発打ってほしい」と期待。朝から晩まで、猛特訓に身を投じる。