広島が菊池涼介のポスティング申請を容認 米大リーグ移籍挑戦へ

 プロ野球の広島が8日、菊池涼介内野手のポスティング申請を容認することを決めたと発表した。

 数日前に本人からポスティング申請の要望があった。今後、球団がNPBに申請手続きをする。米国移籍が実現しなかった場合は球団は残留を受け入れるとした。

 鈴木球団本部長は「彼は今まで球団に多くの貢献をしてくれた。彼のチャレンジを尊重したい」とコメントした。

 菊池涼は昨年12月にポスティング制度を利用し、米大リーグに挑戦する希望を球団に伝えていた。会見で「野球をやってる以上、トップのレベルでやりたいと思ってる選手は多いと思う。僕もその一人です」と語っていた。

 今季中に国内FA権を取得したが、今月1日にこれを行使しないことを表明。以後、ポスティング制度の利用について、鈴木球団本部長は「今後、話し合っていきます」としていた。

 広島の松田オーナーは「前から容認するつもりだった。FAしないで残ったことで、うちに対する気持ちはもらった」と説明。「戦力はダウンするかもしれないが、8年間の功績を考えたらありがたい。感謝しているし、手伝いできることはしたい」と菊池の挑戦を後押しすることを示した。

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