羽月 打撃フル改造 内野安打狙いからフルスイングへ
「広島秋季キャンプ」(11日、日南)
広島の羽月隆太郎内野手(19)が11日、残り2クールとなった秋季キャンプで、改造中の打撃の基礎を固めると意気込んだ。今季は三遊間方向へゴロを打つことを意識。俊足を生かして内野安打を勝ち取る打法に徹していた。現在は振り切るスイングに注力し、バットを振り込んでいる。
高卒1年目の今季、ウエスタン・リーグで89試合に出場し、打率・300を残したスイングをリセット。「今年は球に合わせていた。今はしっかりと振った中で、ミートができるようにしています」。習得を目指すのはバットをきっちり振り切って放つ安打だ。
年齢を重ねれば脚力の低下は避けられない。東出2軍打撃コーチの「今のままでは1軍で通用しない。バットで生きられる技術を、足が速いうちに身に付けよう」との言葉が、スタイル変更のきっかけにつながった。
同じ左打ちの野間や西川の打撃も参考にできる日南キャンプは20日まで。実りの秋にすべく、羽月はひたむきにバットを振る。