小園 二塁も任せろ!菊池メジャー移籍に備え今キャンプから本格化 三塁も
「広島秋季キャンプ」(20日、日南)
広島の小園海斗内野手(19)が20日、守備位置にこだわらず定位置奪取を目標に掲げた。今キャンプでは二塁の守備練習を本格化。特守で動きを確認し紅白戦で実践した。「ショートが一番守りたい場所」とした上で「任された所でポジションを取れるようにやりたい」と意気込んだ。
全体練習後は二塁でノックを受けた。動き方は遊撃の正反対。逆シングルで捕球した二遊間の打球を一塁へ送球しようとすれば、体を反転させなければならない。打球処理をしない時も一塁へのベースカバーが要求される。遊撃とは違った難しさがあった。
「ノックをたくさん受け、ちょっとずつこなせるようになってきた」。菊池涼がメジャー移籍した場合に備えての挑戦。高ヘッドコーチは「オプションを増やさないと。二塁でのレギュラー?可能性はある」と話した。
バットでは一振りで確実に捉える打撃を身につけることがテーマだった。7試合の紅白戦で21打数8安打、打率・381。甘い球を仕留める確率はシーズンより増えてきた。初めて迎えるオフも継続して取り組んでいく。
「野球と向き合うことができた」。来季につながる19日間。小園は充実感をにじませながら初めての秋季キャンプを終えた。