アドゥワ「現実ではなくしたい」 「パワプロ」内の特殊能力「一発」に反発
広島・アドゥワ誠投手(21)が30日、広島市内で行われた「eBASEBALL プロリーグ 2019シーズンセ・パe交流戦後節」に解説として参加し、来季の被本塁打数減少へ決意を示した。今季は19試合の登板で14被弾。この日使用されたコナミの人気野球ゲーム「実況パワフルプロ野球」でも、最新の特殊能力に“一発病”を意味する「一発」と記されている。そのイメージを覆すためにも、実際のマウンドでの失投を減らす。
「パワプロ」を使用した試合の“初解説”を終えたアドゥワ。「(パワプロの)能力がいいほど(現実でも)活躍していると思う。頑張って活躍できたら」と意気込み、自身の最新版能力を見て気を引き締め直した。失投した際に真ん中に球がいきやすくなり、本塁打を浴びることの多い「一発」の特殊能力を持っていたからだ。
「現実で一発はなくしたいですよね。頑張ります」
今季は先発と救援で19試合に登板し14被弾。特に記憶に残るのは7月16日・DeNA戦(横浜)だという。五回まで無失点だったが、3-0の六回にソトと宮崎からいずれも2ランを浴び、チームの敗戦につながった。
「要所で投げミスがあるということ。それをちょっとでも減らしていきたい。打順が2巡目、3巡目になるにつれて入りも大事にしたい」
4年目の来季のさらなる飛躍へ、秋季キャンプから力強い直球を求めて鍛錬を積んでいる。ウエートトレで現在85~86キロの体重増加も見据えており「球速よりは強さを求めて。体重はいけるなら何キロでも増やしたい」と力を込めた。
昨季は中継ぎのみだったが「先発、中継ぎどちらもやりがいがある。キャンプ初日からしっかり入れるように」とアドゥワ。己に厳しく自主トレに取り組み、パワプロにも好結果を反映させる。