西川、全試合出場へ日本ハム・近藤に学ぶ 徳之島で2年連続合同自主トレ
広島・西川龍馬内野手(24)が2日、来年1月に鹿児島県・徳之島で日本ハム・近藤健介外野手(26)らと合同自主トレを行うことを明かした。2年連続の参加となり、昨オフは希代のヒットメーカーから技術などを吸収し、プロ入り初めて規定打席に到達するなど飛躍を果たした背番号63。来季の目標に初の全試合出場を掲げ、どん欲に成長へのヒントを吸収する。
西川は球界屈指の安打製造機との再会を心待ちにした。来年1月に温暖な地・鹿児島県徳之島で体を追い込む、日本ハム・近藤らとの合同自主トレ。「外で打てるし、一緒にやれるっていうのはすごくいいことだと思います」と声を弾ませた。
17年に侍ジャパン入りしたことがきっかけとなり、今年1月に初参加。今季、最高出塁率に輝いた近藤からは数多くの技術などを学び「下半身がやっぱり大事と。それで今年1年、ずっと下半身を意識してやってきて良かった」。猛練習を積んだことで春季キャンプにもいい状態で入れたという。プロ4年目で初めて規定打席に到達するなど、飛躍の1年となった。
来季、さらなる高みを目指すために必要となる貴重な2週間。「やることは変えるつもりはないですし、あとは応用。(球の)待ち方とか、こういう場面でどういう意識で打つとか」。食事の席などグラウンド外でも教えを請い、進化へのヒントを探っていく。
今季は自己最多の138試合に出場し打率・297、16本塁打、64打点。8月には球団タイ記録の月間42安打を記録した。「(全)143試合出られるように結果を残したい。シーズン中盤ぐらいの調子を頭からもっていけたら」。その決意を形にするためにも、背番号63はじっくりと牙を研いでいく。