鈴木誠也、短いオフはのびのび シーズン終了後、息つく暇なく「プレミア12」参戦
広島・鈴木誠也外野手(25)が13日、一岡竜司投手(28)、堂林翔太内野手(28)と広島市内の幼稚園で餅つき大会に参加。今オフのテーマに疲労回復を掲げた。今季はシーズン終了後に「プレミア12」に参加。侍ジャパンの4番として、11月中旬までプレーした。開幕が約1週間早く、東京五輪も控える来季へ備え、休養してパワーを充電する。
青空の下、いつ以来か「記憶にない」という餅つきを満喫した。園児と一緒に「モーチ、モーチ」とコールしたり、「重てぇ~」と苦笑いを浮かべて餅をついたり、小さく握ったり…。日本の4番は童心に帰りながら、充実の時間を過ごした。
「子どもが好きなので、楽しかったです。こうして戯れることもなかなかない。オフシーズンにしかできない貴重な経験でした」
鈴木誠の短いオフがようやく始まった。今季はシーズン終了後、息つく暇なく「プレミア12」に参加。世界一&MVPに輝いた一方で、重圧の中、長期間を戦い抜いた消耗度は計り知れない。来季を万全の状態で迎えるため、今オフは疲労回復を最優先する考えだ。
「今年は侍もあってオフの期間が少ないので、その中でどう疲れを取ってどう鍛えていくかというのが課題と思ってます。なるべく今季の疲労を残さずに来季を迎えたいので。今までより長いシーズンを戦ったので、これもまた勉強としていい経験だと思ってます」
マツダでの自主トレではウエートトレだけやバットを握らない日もあるという。「とにかく休憩して、筋力だったり体のメンテナンスの部分でフィジカルも強くしないといけない。この時期はそこが一番大事だと思う」。五輪イヤーへ向けて、しばし羽を休ませる。