長野 レギュラー奪取で来季こそ菅野と対戦 石原慶と合言葉は「オヤジたちの逆襲」
広島・長野久義外野手(35)が14日、広島市内のショッピングセンターで移籍後初のトークショーに出席し、来季こそ巨人・菅野智之投手(30)との対戦を熱望した。レギュラーとして試合出場を続け、古巣のエース相手に貫禄を見せる。また、ともにイベントに参加した石原慶幸捕手(40)との来季の合言葉は「オヤジたちの逆襲」。ベテラン勢が捲土(けんど)重来を期する。
注目の対決を来季こそ-。今季の菅野は広島戦に4試合登板。しかし、長野との対戦はなかった。「来年は対戦したい。まずはしっかり試合に出られるように頑張ります」と気持ちを高ぶらせた。
「智之(菅野)が(東海大時代の)19歳の時から知っている。同じチームでやっているし、拓一(沢村)とも」
そう話すように、5学年下の菅野とはホンダ時代の2009年、第25回アジア野球選手権の日本代表からの仲だ。巨人でも6年間ともにプレーし、球界屈指の右腕の実力を存分に知るからこそ相対したい思いが強い。
特に優れている面を「勝負どころでの力の入れ方。走者を背負ってから、なかなか打たれなかった」と評する。それでも、長野は「打たせてくれるでしょう」とニヤリ。今季古巣との対戦では打率・333。セ・リーグのカード別で最高の成績を残しており、菅野相手にも好結果を示していく。
対決を実現するためにも、自身のレギュラー奪取は必要条件だ。今季は自己最少72試合の出場にとどまり、今オフは特に下半身を鍛え、移籍2年目に備えている。永川と赤松の引退で来季は石原慶に次ぐ、チーム2番目の年長者となる。経験豊富な男の奮闘がチームにもたらす影響力は計り知れない。
その石原慶との合言葉は「オヤジたちの逆襲」だ。ともに今オフはダウン更改。チームとしてもBクラスに終わっただけに、巻き返しを図りたい。石原慶も「チョーさん(長野)とかが頑張れば若い子にも刺激になるだろうし、相乗効果でうまくバランスが取れればいいんじゃないかな」とうなずく。
この日は移籍後初で巨人時代にもなかったショッピングセンターでのトークショー。750人の応募から150人が集まり、会場外でも多くのファンが足を止めるなど、“チョーさんフィーバー”は健在だ。壇上で「来年は佐々岡監督を胴上げできるように頑張ります」と高らかに決意表明した長野。ベテランとしての自覚と覚悟は結果で示す。
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