侍ジャパン 広島・菊池涼の残留は五輪金メダルに追い風

 広島残留を決め、会見する広島・菊池涼介=マツダスタジアム
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 ポスティングシステムを利用して米大リーグ移籍を目指していたプロ野球広島の菊池涼介内野手(29)が27日、広島に残留することを表明した。

 この決断は、チームだけでなく、来夏の東京五輪で金メダルを目指す侍ジャパンにとっても“朗報”と言える。世界一を果たした11月のプレミア12で、稲葉監督は菊池涼を正二塁手として起用。途中、首の違和感を発症しながらもその期待に応え、ベストナインと最優秀守備選手に選出された。

 プレミア12の代表メンバーでは菊池涼のほかに秋山がFAで、山口がポスティングでのメジャー挑戦を表明。大会後、指揮官は「夢はみんな持っていると思う。その夢に向かって私は全力で応援していきます。その(交渉の)結果、国内に残れば最高ですけど、夢への挑戦は応援していきたい」と話していた。

 菊池涼について指揮官は、プレーだけでなく、日の丸への思いについても「シーズン中でも(代表のことを)気にしてくれているのでね。ジャパンへの思いは強いですね。ありがたいですよ」と評価している。松田や坂本勇らと並び、侍の“リーダー格”として期待のかかる名手。広島残留は、五輪に向けても大きな意味を持ちそうだ。

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