育成3位・畝 コーチの父と決別し入寮 実家でも敬語で会話
広島の新人9選手が7日、廿日市市の大野寮に入寮した。父(畝龍実)が3軍統括コーチの育成ドラフト3位の畝章真投手(四国ILp香川)は「コーチとして接していかないといけないため、家では敬語で話していた」と、広島市内の実家でプロ入り後の“予行演習”をして入寮した。
多くの選手は両親とともに入寮したが、畝は母親と大野寮に荷物を運んだ。これからのプロ人生ではコーチと選手という立場となる父からは「頑張れ」という言葉をもらい入寮。「自分の特徴を出して結果を出していくだけ」と話した。
入寮時には、名古屋商科大時代に指導を受けた中村順司総監督から贈られた「球道即人道」の言葉が書かれた色紙を持ち込んだ。PL学園時代に甲子園通算58勝を挙げた名将の言葉を胸に8日からの新人合同自主トレをスタートさせる。