北別府さん、白血病公表の理由も説明「気持ち一つにして治療したい」
広島の元エースで通算213勝を挙げた北別府学さん(62)が20日、レギュラー出演している地元局・広島ホームテレビの「みみよりライブ 5up!」に生出演し、成人T細胞白血病であることを公表した。
病気を公表した理由について「毎週月曜や金曜日に北別府が出るなというなかで、最近姿を見えなくなると、皆さん心配されると思うので、僕自身も治療するなら気持ち一つにして治療したいという思いもありましたので、とりあえずは皆さんに公表して番組を休ませていただいて治療に専念しようということになった」と説明。続けて、「僕自身、今でも全然症状がないので、そういう病気にかかっているとも思っていないが、数字は確かでしょうから、そういう意味では元気なうちにしっかりと治して、また帰ってきたいと思います」と前を向いた。
北別府さんは番組冒頭からにこやかな表情で登場。「教えて!レジェンド」コーナーなどではカープ春季キャンプのメンバー発表について笑顔を交えながらコメントした。そして番組の最後に、司会のアナウンサーの「北別府さんからご報告があります」という言葉を受けて、2年前に白血病と診断されたことを明かした。
経過観察をしてきたが、昨年11月頃から数値が悪化。解説者としての活動をしばらく休止し、本格的な治療に専念することになったという。今後は抗がん剤など化学療法で白血球の数値を抑えながら、ドナーからの骨髄提供を待つという。