広島・ピレラ 鉄人魂で三塁奪取!背番号「10」本職二塁&外野も「対応できる」
広島の新外国人ホセ・ピレラ内野手(30)が27日、他の新外国人選手とともに入団会見に臨み、“鉄人魂”で三塁争いを勝ち抜く自信をのぞかせた。二塁と外野が本職ながら、首脳陣は春季キャンプで三塁の適性を見極める方針。「球団が望むのであれば、プレーできる方を選択する。貢献できる」と言い切った。
二塁は残留した菊池涼が不動。外野は鈴木誠と西川がいて、野間や長野らがしのぎを削る。三塁争いはし烈で、安部、堂林らが狙っている。ピレラは守る場所が変わっても「対応できる」と言うように、軽やかなグラブさばきには自信がある。
首脳陣は打力にも期待し、順調なら3番で起用する青写真を描く。昨季はフィリーズで12試合に出場し、打率・235、2打点。日本野球に適応するため、元西武のカブレラや今季も西武でプレーするメヒアから助言を受けた。準備を整え、春季キャンプからアジャストしていく。
「多少のケガは出てくるけど、もっと試合に出たい、活躍したいという気持ちが強い。毎日ハードワークできる」。何よりも強調したのがハングリー精神だ。背番号は“鉄人”金本知憲氏が背負っていた「10」に決まったのも運命かもしれない。
ニックネームは黒鷲を意味する「アギーラ・ネギラ」。大空を舞うハンターのように、三塁の定位置を奪い取る。