広島・堂林が猛打ショー 初フル出場!!一塁、三塁「どっちでもやります」
「練習試合、阪神1-7広島」(15日、かりゆしホテルズボールパーク宜野座)
圧巻の“猛打ショー”を披露した。広島・堂林翔太内野手(28)は「2番・一塁」で出場。3安打の固め打ちで今季の対外試合で初となるフル出場を果たし、存在感を示した。
勢いは止まらなかった。一回、横山から三塁線に力強いゴロを放ち二塁打。三回は右飛に倒れたが、四回には鋭い打球で投手・中田への強襲安打。六回に四球を選ぶと、八回は左中間へライナー性の二塁打を放つなど好機を演出した。
守備でも軽快にゴロをさばくなど、攻守で活躍した。「沖縄初日(13日)からしっかりと振ることをやってきた。積極的に打つことができたし、良かったと思う」と納得の表情を浮かべた。
それでも満足することはない。し烈なレギュラー争いを勝ち抜くため、守備位置へのこだわりは捨てる。昨季は主に一、三塁を守ったが「どっちでもやります。それよりもまずは出場することが大事。守備よりも打たないといけないので」と打撃力向上への思いを口にする。
昨季は故障もあり、28試合の出場にとどまった。オフの自主トレでは後輩の鈴木誠から助言をもらうなど、日々鍛錬を続けている。「しっかりと相手と勝負する。その気持ちを忘れずに明日からもやっていきたい」。11年目を迎える鯉のプリンスは、今後も猛アピールを続けていく。