広島・小園 三塁もやる!出場機会求め早出特守「任されたところでしっかりやりたい」

 「広島春季キャンプ」(20日、沖縄)

 広島の小園海斗内野手(19)が20日、三塁で早出特守を行い、三塁手としての出場に意欲を見せた。遊撃のレギュラー争いを田中広輔内野手(30)と演じる一方、出場機会を増やすべく三塁でもアピールしていく。22日からのオープン戦でも起用が増えそうだ。

 成長著しい若鯉を、チームの武器として生かしたい。そのための一つとしての備えの一手が全体練習前のグラウンドで披露された。小園は早出特守で三塁のポジションに就き、ゴロを何度もさばいて動作を確認した。「いろいろなところをできたらいいと思います」と、遊撃以外のポジションにも挑戦していく意欲を示した。

 キャンプの注目だった遊撃争い。復活を目指す田中広がここまで、練習試合4試合全て「1番・遊撃」で先発出場。小園は途中から遊撃の守備に就く場面もあり、19日の日本ハム戦(名護)では「9番・二塁」で先発出場し、五回の守りから三塁に入った。

 新外国人のピレラが三塁のレギュラー候補筆頭格だが、長いペナントレースでは不測の事態が生じることもある。高ヘッドコーチは小園の三塁起用に「可能性はある。オープン戦で試していきたい」と実戦で経験を積ませる考え。複数ポジションをこなせることは小園自身の出場機会増にもなり、それが結果として、チームのオプションを増やすことにもつながる。

 もちろん小園本人は「まずはショートのポジションを狙いたい」と意気込む。その上で「試合には出たい。任されたところでしっかりやりたい」とうなずいた。自身の存在価値を高めながら、グラウンドに立つための最善策を尽くしていく。

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