広島・森下 22日OP戦“開幕投手”で0封デビュー誓った!山田哲斬りでローテ入り
「広島春季キャンプ休日」(21日、沖縄)
広島のドラフト1位・森下暢仁投手(22)=明大=が21日、オープン戦初登板初先発する22日のヤクルト戦(浦添)に向け休日返上で汗を流した。3回を投げる予定で、チームのオープン戦“開幕投手”を任されるルーキーは、開幕ローテ入りを目指し、結果にこだわり、無失点で首脳陣にアピールすることを誓った。
プロ入り初の対外試合を前日に控えても、森下の表情は冷静だった。チームにとってもオープン戦初戦。“開幕投手”を託されたが「今は気にすることなくやっています」と過度に気持ちを高ぶらせることなく、平常心でマウンドに上がる考えを明かした。
日南キャンプの8日にフリー打撃初登板を果たすと、沖縄2次キャンプでは18日にシート打撃に登板。打者14人を1安打に封じ込める圧巻の投球を披露した。ヤクルトは山田哲、青木ら主力打者が出場予定。抑えることは、首脳陣へ何よりのアピールとなる。
無失点にこだわりたいか、との問いに森下は「そうですね」と0封デビューを目標に掲げた。キャンプ休日となったこの日は他の投手陣らと球場を訪れキャッチボール。その後は沢崎投手コーチを相手に、フォームを確認しながら平地での投球を数球、軽めに行って最終調整を終えた。
同コーチは「伸び伸び投げてくれれば」と新人右腕の背中を押す。開幕投手に決定している大瀬良、K・ジョンソンに次ぐ先発として、開幕ローテ入りが期待される右腕は「結果を残すこと。持っている力を出せれば」と意気込んだ。プロの空気を肌で感じ、目標への第一歩を踏み出す。