広島ローテ候補の遠藤、三回に3被弾5失点で降板「ひとり相撲に…」
「オープン戦、DeNA7-1広島」(11日、横浜スタジアム)
開幕ローテ入りを狙う広島の遠藤淳志投手(20)が先発し、三回に3被弾を浴びるなど、7安打5四死球5失点で降板。予定していた5回まで持たず、3回69球でマウンドを降りた。
初回は2死満塁のピンチを防いだが、三回に捕まった。2番・柴田に右前打を浴び、続くオースティンに四球。無死一、二塁のピンチを招くと4番・佐野に初球のチェンジアップをバックスクリーン横に運ばれ、先制の3ランを浴びた。1死後、梶谷に左越えソロ。7番・ロペスにも左越えソロを浴び、この回5失点を喫した。
立ち上がりから制球に苦しみ、ボール先行が目立った。また、甘く入った直球を捉えられることも多く課題の残る結果となった。
沢崎投手コーチは「ブルペンでは真っすぐの強さが出ていたが、高めの球の修正ができなかった。(開幕ローテ入りは)競争なのでね。結果を求めてちゃんとした調整をしてほしい」と厳しい表情を浮かべた。
遠藤は、「球が高めに浮いていた。ヒットを打たれてから冷静さを失ってひとり相撲になってしまった。体全体を使えていなかった」と反省した。
次戦の登板に向けて、「この失敗を次に生かせれば。置かれている立場を理解して結果だけを考えて頑張るしかないですね」と話した。