広島・ピレラ「大丈夫」コンディション不良から打撃練習再開 順調な回復ぶりに笑顔

 広島のホセ・ピレラ外野手(30)が18日、マツダスタジアムでの全体練習で打撃練習を再開した。20日の練習試合・中日戦からの実戦復帰へ意欲を示した。14日のソフトバンク戦前にコンディション不良を訴え帰広。軽症ながら前日17日の全体練習では、バットを振らなかった。オープン戦を打率・400で終え、試合出場を重ねて、さらに日本野球に適応する構えだ。

 まだ全力ではない。それでもピレラはコンパクトなスイングでライナー性の打球を何本も放ってみせた。「60~70%の力かな。100%ではないけど良い状態にはある」。再開した打撃練習。順調な回復ぶりに笑顔がはじけた。

 13日のソフトバンク戦で3安打。オープン戦打率を・400に乗せた翌14日の試合前だった。コンディション不良を訴え、そのまま帰広。15日も試合には出場しなかった。

 軽症ながら、17日の全体練習ではバットを握らず走塁練習などで汗を流した。この日は全メニューを消化し「出られそうだね」と高ヘッドコーチ。助っ人も「大丈夫。ベンチに座っているのは好きじゃない。試合に出る準備をしたい」と20日からの中日との練習試合出場に意欲を示した。

 日本野球に適応できたのは仲間の存在が大きい。試合中には鈴木誠らと言葉を交わし、投手の研究をしている。「どういうふうに攻められているのかを聞いて、それを自分に置き換えているんだ」。日本の4番から得られる情報は、何にも変えがたい。

 最短で4月10日の開幕が検討されている。「見たことのない投手と対戦できるのはアドバンテージになる」。打席数を重ねることでさらに打撃に磨きをかけ、その日を迎える。

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