広島4・28“本拠地開幕”無観客開催も 対策講じるも安全面クリアできなければ
再延期により4月24日が開幕となった場合、広島は同28日が“本拠地開幕”となる。24日、取材に応じた鈴木清明球団本部長はマツダスタジアムがファンで埋まる例年のような通常開催は「できない」と断じた。
前日23日の12球団代表者会議では斉藤コミッショナーが専門家チームの提言を受け、密集、密接を避けて感染リスクを低減させるための入場規制などを求めた。
球団は今後、販売した年間指定席やそのほかのチケットの取り扱い等について検討していく。スタンドでは観客が一定間隔を開けることも求められているからだ。「安全面でそれに見合う策でなければ、観客を入れないかもしれない」。続けて、無観客での開幕もありえるのか?の質問にはこう答えた。
「安全策が取れないと判断されれば仕方がない。2メートル間隔で入れるチケットの売り方ができなかったとか、サーモメーターが入りませんでしたとか消毒液が2試合分しかありませんでしたとか、いろんなケースがある」。続けて「無観客でやりたい訳じゃない。今からいろいろ検討していく」と話した。
どういう形で開幕を迎えられるか不透明だが、佐々岡監督は「開幕でしっかりとファンのみなさんの前で良いプレーができるように準備をしていきたい」と力を込めた。