広島・九里、攻めて7K!開幕ローテ争い“残り2枠” 4回3失点も手応えアリ!
「練習試合、広島3-4ヤクルト」(25日、マツダスタジアム)
完ぺきな内容と結果ではなかった。それでも広島・九里は、手応えがあった場面があった。4回5安打3失点ながら7奪三振。奪三振ショーを演じ「ストライクゾーンの中で攻めて、カウントを優位に進められていたからできた」とうなずいた。
三回は先頭の塩見をシュートで空振り三振。続く吉田成のバットはカットボールで空を切らせた。四回に奪った2つの三振も、攻めの姿勢を貫いたからこその結果だった。
打たせて取る投球が持ち味だが、この日は違った投球を披露。佐々岡監督は「強い球を投げていた。変化球も良かった。悪かったときに比べれば良くなってきている」と目尻を下げた。
原点に立ち返った。5日の教育リーグ・ソフトバンク戦では3回1/35安打7四球3失点で2軍再調整を命じられた。若鯉と汗を流しながら「悪いときはコースを狙い過ぎてしまう」。ストライクゾーンに大胆に攻めるのが本来の姿だ。
現状では自身を含め薮田、遠藤と残り2枠となった開幕ローテを争う。「3ボールになってしまう所があった。悪かった所を1つ1つ詰めて、良い投球ができるようにしたい」と前を向いた九里。サバイバルを勝ち抜き、チームの力になるために右腕を振り続ける。