広島・九里、低酸素マスクで心肺強化 ダッシュ繰り返し効果実感
広島の九里亜蓮投手(28)が23日、マツダスタジアムでの自主練習に参加し、購入した低酸素マスクをグラウンドで初着用した。40メートルダッシュを繰り返して効果を実感。「めっちゃきつかった」と声を絞り出した。
現在の1勤1休ペースでは練習量が限られる。数日前、入団2年目のオフに米国の施設で行った自主トレ風景がふと頭をよぎった。「30歳くらい」というアメフト選手が、低酸素マスクを着けて心肺機能を強化していたのだ。
同タイプのマスクを自らインターネットで購入。前日22日には、自宅でのトレーニングでも着用した。今季は無観客で開幕する方針が示された。「テレビの前で応援してもらっている人にベストの投球を見せたい」。アイデアを凝らして練習の質を高めていく。