広島・磯村、1軍復帰へ守備力強化「上を目指してやりたい」
広島の磯村嘉孝捕手(27)が30日、大野練習場で2軍通い組の練習に参加した。2時間半の練習の中で、打撃マシンから放たれた球を捕球する練習を約30分行った。
磯村は、「感覚なので言葉で説明するのは難しいですが、ただピンポイントで捕るのではなく、線を引いてそこに合わせるイメージ」と話し、マンツーマンで指導にあたった水本2軍監督は、「自身の距離感をつかむため。感覚をつかんでほしい」と取り組みの意図を明かした。
今春は左脇腹痛で出遅れたが、3月17日の教育リーグ・中日戦で実戦復帰を果たすなど順調に回復している。今後は守備力向上をテーマに引き続き捕球練習を行う予定だ。「キャッチングはスローイングにつながる。(スローイングが)うまい人はキャッチングが上手な人が多いので」と意気込みを見せる。
昨季はキャリアハイとなる65試合に出場し、打率・278、4本塁打、21打点と結果を残した。「上を目指してやりたい」。開幕までの限られた期間を有効に活用しながら、早期1軍復帰を目指している。