元広島・黒田氏「今度は僕たちが声援を送る番」 広島県にマスク5万枚寄贈

 マスクを寄付した黒田博樹氏(左)と新井貴浩氏
2枚

 元広島・黒田博樹氏(45)が1日、広島県にマスク5万枚を広島県に寄贈した。最前線で戦う医療従事者への感謝と、愛する街に対する感謝を形にした。また、元広島・新井貴浩氏(43=デイリースポーツ評論家)も、広島県と神戸市に2万枚ずつ、計4万枚のマスクを寄贈した。

 医療従事者の力になりたかった。広島県でもマスクや消毒薬、防護服といった医療資材が入手しづらい状況だ。黒田氏は県を通じ、今の強い思いを言葉にした。

 「現在、目に見えない敵と最前線で戦っていただいている医療従事者、関係者の皆さま、またマスク不足で困っておられる皆さまに、今度は僕たちが声援を送る番です」

 2015年に古巣へ復帰。16年には、新井氏とともに25年ぶりのリーグ優勝に貢献した。「カープで野球をするほうが、より1球の重みを感じられる」。当時、20億円とも言われたメジャーからの巨額オファーを断った。「男気」は、黒田を象徴する言葉になった。

 07年オフに海外FA権利を行使しメジャーに挑戦した。「第二の故郷」への支援は今回だけではない。14年8月に広島市安佐北区、安佐南区を中心に発生した広島土砂災害の際には同市に義援金(金額非公表)を送付。帰国後には、現場に足を運んで被災者と記念撮影をするなどして勇気づけた。

 また、18年の西日本豪雨災害時には、広島県庁が開設した義援金受付口座に義援金1000万円を送付した。

 新型コロナウイルスとの戦いは継続中。レジェンドの行動は、間違いなく届き、多くの人を勇気づけたに違いない。

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