広島の鈴木清明球団本部長（６６）は１１日、今月末の紅白戦実施を目指す方向性を明らかにした。臨時の１２球団代表者会議で６月半ばから下旬の開幕を目指す方針を確認したことを受け、「５月末に紅白戦くらいできればいいなという感じ」と今後の見通しを語った。

　チームは現在、投手と野手を２班に分け、練習日と休養日を交互にする「１勤１休」の形態を取っている。だが、６月半ばから下旬の開幕という方針を受け、チームの全体練習再開などに制限はなくなり、各チームの判断となった。同本部長は「少しずつ練習（の強度）を上げるように。３勤１休にするとか、いろいろプランを考えていく」とした。

　新型コロナウイルスの感染拡大も、徐々に緩和傾向にある。事態が収束に向かえば、６月中の開幕が現実味を帯びる。それに備え、５月中にチームとして「少しずつでも練習していかないと」と同本部長。予防も踏まえた最善策を取り、チームとして前進していく。