広島・佐々岡監督、最善尽くす 練習試合無観客12試合…ナイターは2試合
6月19日の開幕前に実施する練習試合の日程が27日、発表された。移動に伴う新型コロナウイルス感染リスクを低減させる目的で、広島は西日本に本拠を置くソフトバンク、阪神、オリックスと計12試合が組まれた。すべて無観客で行われる。
開幕を見据えた対外試合が6月2日から始まる。カープはまず、阪神と甲子園で戦い、京セラドームでのオリックス戦に臨む。その後は広島に戻り、再び阪神と対戦。最後は福岡でのソフトバンク戦で調整を終える。
敵地での戦いは移動を伴う。チームは関西や福岡へ新幹線を利用し、移動してきた。これまでも球団は、選手に携帯できるアルコール消毒液を持たせるなど感染防止に努めてきた。佐々岡監督は「油断をせずに最善を尽くしながら試合に臨みたい」と話した。
5日のオリックス戦と10日の阪神戦は、約2カ月ぶりのナイターになる。シーズンへ向けて体を慣らしたり、屋外球場では球の見え方などを確認したりできる貴重な場になりそうだ。
現在の1軍は投手16人、野手19人。主力は6・19を目指した調整に力を入れ、若手組は開幕1軍へ向けてアピールを誓う。守護神争いや開幕ローテの残り2枠を争う最終バトルにも注目が集まる。選手はそれぞれ最高の準備をし、その日を迎える構えだ。