カープ塹江「6年かかって」初勝利 佐々岡監督とも記念写真
「広島6-3DeNA」(8日、マツダスタジアム)
プロ初勝利の味を、広島・塹江敦哉投手(23)はじっくりと味わった。チームメートから祝福され、佐々岡監督とも記念写真に収まった。山あり谷ありを乗り越えての記念星。「6年かかって(勝ち投手の)チャンスが巡ってきた」と表情を崩した。
2-3の八回から登板し梶谷、ソト、オースティンと強打者を切った。ソトに対しては全5球直球の力勝負。「実績がない選手を1点差でつかってくれた。感謝です」。八回、堂林の逆転満塁弾で白星がついた。
開幕から6試合連続無失点。「勝利の方程式」を再編したチームにとって、若鯉左腕の台頭は頼もしい存在だ。佐々岡監督は「球に力がある。これからきつい場面を投げて自信を付けていってほしい」と期待した。